電子書籍ブーム到来!しかしなぜか初代SONY Reader ノ巻

再販制度のせいか日本の電子書籍はなかなか立ち上がらず、皆さん自炊に励んで、自炊代行業者まで現れる状況でした。
が、楽天が電子書籍リーダーkoboを低価格で発売(青空文庫やWikipediaで日本語書籍数を水増ししてたたかれたり)し第二弾も発表、またAmazonのKindleがいよいよ日本上陸と、何度目かの電子書籍ブームが来ています。今度こそ立ち上がるのでしょうか?

それはイイとして…、電子書籍リーダーを借りたので使ってみました。と言っても古めのSONY Reader PRS-350です。無線が無いのでPCと繋いで書籍データを入れるタイプですな。
専用の書籍転送・管理ツールが用意されていますが、やはりイマイチ…
そこでオープンソースの電子書籍管理ソフトでCalibreというのがあるそうで、本機も対応しており早速インストール。非対応データや青空文庫からの変換を自動でやってくれたり、無線機能がないので使っていないがWebニュースのデータを自動で登録してくれたり、メーカーの意図通りでない使い方にはとても向いているツールである。

Reader自体は電子ペーパーなので、書き換えにそれなりに時間がかかるのはしょうがない。(最近の電子ペーパーは高速化しているかもしれないけど?) また、バックライトもないので暗いところでは使えない。ドットの細かさは200dpiほどなのでRetinaまではいかないまでも十分許容できる。しかし細かい字になるとつぶれてしまうので、拡大したくなるが、画面の書き換えが遅いので拡大・縮小操作がもどかしい。しかもページを繰ると1:1に戻る…
検索性もiBookのように、横に並んだ本全体のページイメージから指でなぞっておおよそのページに当たりを付けて移動というのができない。
これも書き換えが遅いのでプレビューに時間がかかって成り立たないのだろう。取説を読むのに大きい画面でよいと思ったが、検索性の点で相性が悪いという結果になった。


それでも小説を読む程度であれば問題はなさそうだが、ページめくりに左右の概念が残っていていまいちかも。縦書きは左ボタン、横書きは右ボタンで次ページに移動するが、片手で持って使っているときに押すボタンを変えるということは持つ位置が変わってしまうので、ありがたくない。ページめくりのジェスチャーは左右の変更が可能だったが、ボタンは変えられなかった。

まあ、それでもしばらくは使えそうだ。これを使ってみて新しい電子書籍リーダは必要ないことが認識できたのは良かった点かもしれない。
SONY α700 + SAL1855

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