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ジャンクCDプレイヤーをNOS DACにする(2)

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 以前に購入した積分型DAC搭載のCDP-70をDACに改造する。CDを再生できているが、トレーの調子がイマイチで、しばらく使わないとトレーを出した途端に引っ込んでいく現象が再発する、CD-Rでノイズが出る場合があったなど。 先人の記録を元に秋月で買えるDAI TC9245Nが使えるということで、これを使ってユニバーサル基板に回路を起こし、DAC(CX20017)に入力する。元のDACとDAIの途中にケーブルや抵抗などの注入しやすそうなポイントはなく、DACチップをソケット化してそこに基板を積み上げる途中で横取りするようにした。 一応うまく動いたが、変換基板を入れるスペースが確保できなかったらケーブルで繋ぐなどの方法が必要になっていた。あと基盤を積み上げ式にしたためケースに収まらなくなる可能性もあった。 DAI基盤の方はすんなりは動かず、やむなくデジタルオシロKITを購入してデバッグを行った。結果的には回路に間違いがあって正しく動いていなかったのだが、中途半端にクロックが出ていたので騙された。流石にテスターだけで原因に辿り着けるとは思えないので買ってよかった。 とりあえず最初に音が出たが、しばらくするとノイズまみれになって手はんだボードはダメかと思ったけど、とりあえずロジックICの入力端子をプルダウンしたらノイズが治ったので助かった。DAIのERROR端子からミュート回路のトランジスタのBに繋いだら音が出ているのでそのまま採用。あとはコントロールS端子の穴に同軸デジタルのRCAコネクタを固定してケースを閉めたら出来上がり。 半日くらい連続稼働させているが、配線が汚い割には問題なく音は出ている。SACD PD-70のAK4480と聴き比べると解像度的にはPD-70の方が勝るが、低音はCDP-70のほうが出ているというか重心が低い感じに聞こえる。しばらく気づかなかったが、左右が逆になっていた。おそらくLRCKの反転が必要だったのかもしれない。真面目にやると回路の変更が必要だが、RCAプラグをクロス(左右のテレコ)に接続して解決した。あとCDプレイヤーだけどDAIが受けれるので16bit/48kHzも再生できている。