ロシアンレンズとマウントアダプタ増殖 ノ巻

2月と3月で、1つずつロシアンレンズを入手した。どちらもebayでウクライナから取り寄せた。緊張状態のウクライナからわざわざオールドレンズを取り寄せるという奇特な行動は、はたして平和に貢献するだろうか。

2月に入手したのは、Helios-44-2でマルチコーティングの無い物である。ヤフオクで買っても7,8000円で買えるものだが、ebayでなら5000円ほど。送料1500円程込でも安い。Helios-44-2を買い求めたのは、ZeissのBioterのコピーといわれるらしく、ぐるぐるボケが出るからという理由と、M42であるため、すでに対応済みのマウントであるという点であった。本物のBioterは2万円前後して、ぐるぐるボケのためだけにはちょっとと思っていた。5000円なら試してみてもよい。

Paypalで支払うと、あとは自動的に送られてくる。これはPaypalで送金と送付先の連絡をしてくれているためで、ヤフオクの落札後の掲示板ベースの手続きに比べて、はるかに楽ちんでますます利用したくなる。どちらもヤフオクでいう即決価格のもので、競り合わずに言い値で買うものだ。待ちがないので、値段が納得いけばすぐ待ちに入れる。

というわけで、調子に乗って3月に、別のレンズを落札した。今度はM39マウントのJupiter 8である。こっちもZeiss Sonnerのコピーといわれるもので、お試しで買ってみた。M39は39㎜径のねじ込み式マウントで、M42に近いフランジバックを持つZenitカメラのマウントらしい。これと同じく39㎜径のねじ込み式でフランジバックが全然違うライカL39マウントがあるのが紛らわしいが、今回すっかり嵌ってしまった。

Jupiter 8についてあまり詳しくないので、M39はL39と思っていて、フランジバックが短いL39なら、X-E1+アダプタでも似合うと思い、つけっぱなしレンズにする目論見であった。しかし、ネットで調べていると、M39はM42にフランジバックが近く、変換リングをかますと、無限遠は厳しいが、絞れば何とかいけるということだったので、、すっかりM42に近いほうだと思って、M39-M42のアダプタを入手して待っていた。これはmukカメラさんに直接出向いて購入してきた。

Jupiter8のほうは、1週間ほどで届き、変換リングを通してM42にはめてみたのだが、これが見事にボケボケで、近接専用状態。どうやら、M39ではなくL39のほうだったようだ。そっちのアダプタは用意していなかったので、急遽アマゾンでKernelのものを発注してメール便を待つ日々となった。

L39でX-E1で使えるようになれば、つけっぱなしレンズとしての当初の目論見があったので、結果オーライだろう。
期待外れだったのは、ぐるぐるボケを出すのはかなり難しいということであった。背景によってぐるぐるボケが現れる場合と現れない場合があるので、どこでも出せるわけではないということだ。

K-01 + Helios44-2

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