単電源オペアンプとポケットガイガーと半田付け ノ巻

手持ちのポケットガイガーType1は組み込み向けのType5に比べると増幅とコンパレータが少ないようで、Arduinoなどと直結しても値が読み取れないようだ。これをオペアンプで追加してやればType5と同等性能になるのでArduino用のシールドボードを作成する。両電源のオペアンプでの実験はしていたので、単電源オペアンプでもブレッドボード上で確認をしてから、ボードへの半田付けをする。というわけでブレッドボードで接続するが、なぜかパルスを全く拾ってくれない。iPhoneにポケットガイガーをつなげばしっかり検出するので、こっちは大丈夫。いつものようにアトムレンズで確認しているので、数分待たなくてもどんどん放射線(?)が検出される… コンパレータが初めてで、可変抵抗も使っているのでここを疑い、抵抗値を変えてみるが一向に変わらない。ちなみにコンパレータとは入力値がある値以上検出された時に、電源電圧の高さのバルスを出力してくれる回路で、増幅されたポケットガイガーの出力をさらにArduinoで拾いやすくする仕掛けだ。分圧抵抗で0.5V〜1.0V位でパルスが立つように調整するつもりでここに半固定抵抗を入れているが、どちらに回しても反応なし。次に増幅段の増幅率を倍にしてみるが変化なし。配線ミスもありうるので、非反転増幅とコンパレータに使用していたオペアンプ(二回路入り)を入れ替えて配線し直すが変わらない。
最後に残ったのは、ポケットガイガーのプラグを受けるジャックだが、ブレッドボードに挿すための端子を配線しているが、ピンソケットに半田付けして熱収縮チューブでカバーしてあるもので、PCマザーボードのHDD用LEDを流用したものだった。片方の端子が短くなっていたので、テスターであたってみると、ジャックの内側の端子に導通がない… 熱収縮チューブをはいでみると、しっかり半田付けしたところがが剥がれている。
またこうならないように今度は圧着端子でコネクタとしてつけなおした。修理後は無事パルスが拾えるようになり、ポケットガイガーシールドを組み立てるメドが立った。
この実験をしていて、ポケットガイガーのパルスを割り込みで受けるように考えていたが、先日作ったLCD+SDカードのシールドで割り込みに使える端子(UNOの2,3番端子)をLCDの配線で使ってしまっていた。これは配線し直しは簡単だが、端子の機能のアサインをよく理解しておかねばハマると思われる。


α700 + Minolta AF100mm MACRO F2.8

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