超高額巨大ラジカセの廃棄と復活 ノ巻

かつてBOSEの関連会社が販売していたAcoustic Music System AW-1という、超高額で、巨大なラジカセが存在していた。ラジカセというのはラジオカセットの略で、ラジオとカセットデッキとアンプ月スピーカを一体化したもので、通常は単品コンポを買えない場合や、そこまでこらない人がお手軽に使うものであった。

だが、その常識を覆す価格とサイズで販売されていたのがAW-1であった。といっても当時は27万円もするラジカセには、見向きもしなかったのだが。所詮はラジカセという気持ちがあったのでいくら音が良くても、いじる個所が少ないので、つまらないと思ったのだろう。

しかし音はラジカセとは思えないと形容されていて、頭の片隅に引っかかるものがあったのは確かだった。そんな折、奇遇にもそのAW-1を入手する機会に恵まれた。つまり廃棄されたものを拝借してきたのだが。。

まあ、捨てるだけのことはあり、通常の使い方だと、フルボリュームにしても音がボソボソとしか聞こえず、外部入力からの音もまともに出力されないありさまであった。

Webを調べると、チューナー基板のコンデンサを交換することで復活できそうなことが分かった。また、盲目的にすべてのコンデンサを交換する必要はなく、死んでるものを交換するだけでよく、症状からは、6本の交換で済みそうなことが分かった。

週末に部品を調達して修理かと思っていたが、よくWebを読むと、LINEOUTから入力するとプリアンプ(?)をバイパスしてメインアンプに音声信号を入力することができることが分かった。これは故障個所を特定するための裏ワザのようだが、今回この方法で音が出ることが確認できた。

よく考えると、ラジオもカセットも使う予定がないので、この入力方法を固定的に使えるようにすればドルビー用回路などを通さなくてよくなるので、音もよくなるしいいことづくめのようだ。

念のため、出力から入力への逆流防止用にコンデンサがあるが、そこをオープンにして入力を殺しておくことが望ましいようだ。

あと常用するには、電源ケーブルを調達する必要がある。通常のメガネケーブルがついていたが、本来はもう少し小さい7㎜ピッチのコネクタを使用しているらしい。また、ACアダプタからの入力も可能だったが、スイッチング電源だと、ノイズが乗っていまいちだった。トランスが死んだら、外部にトランス式の電源を用意すれば復活できそうだ。

α700 + AF 100-300

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